27 Nov Web2.0デバイド - ウェブリテラシー格差
この記事は2005年11月27日の書いたものです。内容が古すぎます。 しかしながらその年の暮れにはてブで話題になったので、以前の日記である旧URLから この日記のみ301を返してリダイレクトさせてます。 その他、はてブにキャッチされた記事は こんなもんですが、 残した方がよいと判断したものはこれだけだったので…。 それでは過去の恥ずかしい日記をどうぞ。
僕は毎晩帰ってくるとパソコン起動とともにブラウザを立ち上げ、RSSリーダ(はてなRSS) にアクセスし、 現在はlivedoor Readerに移行しました。 フィード購読サイトのめぼしい記事を読むのが日課になっている。
RSSリーダを利用してからは以前からの楽しみであった、個人ニュースサイト巡回も面倒になり始めたので 1番よく見る個人ニュースサイト、everything is goneからのニュースクリップを MyRSS.jpで捻りだして無理矢理リンクを抽出してさえいる。 如何に横着して情報を処理するか、それしか今は考えてないのだろう。
RSSリーダ閲覧習慣はもうずっと定着しつつあって、今のところ今年始めた生活習慣の中でまともに続いてるものの一つだ。
ことの発端
ま、僕の日課などは前置きとして、今日こんな記事が話題に上っていた。
- 最速インターフェース研究会 :: 入門Ajaxが初心者にオススメできない理由
暴力的な概要 : web2.0なご時世なんだから個人ニュースサイトもRSSくらい吐け、管理人も使ってんだろみたいな
- geek の気持ちしかわからないのもつらいよね
暴力的な概要 : 上記記事に対しての応答。RSS認知度の話やRSSリーダ利用者数を踏まえつつ、個人ニュースサイトがMyRSS.jpでフィード化されている事実など。
僕の周りに『RSSリーダで購読しているサイトある?』なんて聞いても、多分誰もこの発言を理解できないことは容易に想像できる。 SBMなんて言いだしたら、きっと周囲の話題はマンションの耐震構造に変わっているはずだ。 そのせいもあり、僕はネット廃人のような誤解を受ける場合が多い。キモイ、ヲタク、浴びせられるのはそんなトンチンカンな侮蔑の言葉だ。
徳保さんの記事を読んで知ったが、2005年4月時点で RSS の認知度が 20.9% にとどまり、RSS リーダの利用者が 9.5% に過ぎない
らしい。
それを踏まえれば、キモイ云々のエピソードに見られるように周囲が僕をヲタ扱いすることも納得できるし、自認するほかない。
ユーザー側リテラシ
web2.0など騒いでいるもののユーザーが本当について来るのか、 geekな技術屋さんだけがはしゃいでいるのはでないのか、そんなことを最近考えてた。だから、
RSS リーダの存在を知れば、みな感激して飛びつくに違いない、と考えるナイーブさは、 「こんなに素晴らしい商品が売れないはずがない」といって営業に食って掛かる技術者と同じ。 消費者に敬意を払わないで、どうやって成功するつもりなのか
これは、いい例えだなぁなんて。
では現況のユーザーって、どんなんだろうか。僕個人周囲の状況から察すれば、
- yahooで検索(っつってももうディレクトリ型じゃないけど)
- ブラウザでブックマーク管理
- 好きなブログもブラウザのブックマークとして管理
- googleは知ってるが使い方を知らない
1.yahooで検索
どこの統計見ても日本でもっとも利用されている検索サイトはyahooのようです。 ロボット化した今となってはディレクトリ型が理由だとは判断出来かるが、利用者が離れないのは恐らく惰性と安心なのかな。
2.ブラウザでブックマーク管理
ブックマークは大小問わず、ブラウザで管理するものだと思っているので、 ブラウザ起動と同時に常にサイドバーに肥大化したブックマーク群を表示させている方は意外と多いような気がします。
3.好きなブログもブラウザのブックマークとして管理
実際に見たことはないですが、RSSの認知度を考えればこういった方もいるのではないだろうか。いや絶対いるはずだ。
4.googleは知ってるが使い方を知らない
引用符で囲ったり、その他記号などで検索制御できるのを知らない人は意外に多い。 友人の前で引用符つけて検索したら驚いていたので、逆にこっちが驚いったっつーの。ヘルプとか読まないのだろうか。 さらにはgoogleが最近躍起になって提供するサービス群に疎い。gmail知らない人も結構いる。
かようなことを踏まえるとユーザー側のリテラシはgeekの目から見れば
時間軸のずれた人たち
のように目に映るのは当たり前である。しかし世間のほとんどの人たちのwebリテラシは数年前と変わることない。
タグ付けなんてマンドクセんである。ブログで日記書ければ良かったんである。付随してくるRSSなどに興味を示すことはないのである。
現在日本における巷のweb2.0(RSSやSBM、folksonomyなど含めた広義での)浸透具合を俯瞰すると、 数少ないgeekな消費者とgeekな技術屋(勿論彼らはweb2.0消費者でもある)が輪の中ではしゃいでるようにしか見えない。 結城さんがTropyを生み出したのもこの格差を繋ぐパイプになり得たはずなのに geekだけがはしゃぎすぎて高次的なモノへと昇華してしまった感がある、とちょっと思ったりもする。 (というかそもそもgeek周辺でしか話題になってないし、RSSリーダでAlphaGeekのブログなど読んでいる人しかそれ自体知らない希ガス) 一般的に考えればちょっと変わったBBS、面白いCGIという認識でスクリプトを設置するユーザーもいたかもしれない。
web2.0などと声高に叫んで前に進んでいったところで、geekなユーザーと一般的なユーザーの溝は広がるばかりだ。 だからといって、この溝を埋めなくてはいけない! なんて僕は思わないし、サービスを友人に強要させたいなどとも思わない。 だってこれといって別に困ってなさそうだもの。困ってない人に押し付けるのは大きなお世話というものだ。
余談
malaさんは個人ニュースサイトの運営者なんかは当然RSSリーダーとかバリバリ使ってあちこちにアンテナ張ってる
と思っているみたいだけど、
多分RSSリーダつかってない気がする。予測に対し予測での反応なのでなんとも押し問答ゴッシゴシなわけだが。
どうもニュースサイトを運営してる人たちって
WWWCで巡回か、巡回先をタブブラウザで一気に開けてIEのコンテクストメニューでアンカー作成してるイメージなんだよな。
というのも、teiouの雑記で読んだのだが(ログから発見できず)、
そのようなことを毎日の巡回でしているよ、みたいな内容だったような気がする。気がするだけだが。
大手の個人ニュースサイトが動的ではなく静的にページ作成していることを考えたら、
RSSリーダを使っている大手の運営者なんていないんではないだろうか?
だって更新も巡回もラクしたいならそれなりのスクリプトなりサービスなり使うもの。
まなめはうすも
はてなアンテナで巡回していると思われ。
まぁ全て予測と記憶で書いているのでこのあたりは余談ってことで。
あ、MyRSS.jpでリンク抽出したeverything is goneだったけど、 結局個人ニュースサイト巡回ははてなアンテナから直接読みにいくようになってしまいました。 やっぱりフィードにリンクだけ抽出されてもなんのことやら分かりづらい。
2005-11-27 20:49
武田 諭


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